大震災の後、暫らく何も出来ない自分がいましたが、ようやく目が覚めたように作り始めました。

昨年からオリジナルマイペースの本格的な活動再会とともに、マイペースサウンドの再構築を模索しておりました。
山平和彦のバックバンドとして「民謡」の素材を元に自分達の感性で新しい音楽を作ってはいたのですが正直「話題作り」の部分もありフォークソングから見た 民謡のエッセンスを自分達なりに楽しんでいたのですが。 実は森田も根も民謡には小さい頃からもっと深くかかわっていたので、あくまでも「民謡のようなも の」で遊んでいただけのような気がします。

今改めて自分のルーツや原風景を辿ると、もう少しはっきりと民謡の核となる東北の心が見えてきているような気がしていました、が、完全にそこに入り込むにはもう少し時間がかかるような気がしていました。

正直震災の後、ほとんど出来ていた曲も気に入らなくなって、ある時震災のニュースを見ながら「プツン」と心の中で何かが切れたような感覚を覚え、アレンジを一挙に変えました。
東北の祭は必ず今年も行われるでしょう!自粛は絶対にしないでしょう、そこに東北の魂が凝縮されている。奪われ、虐げられ、変えられ、続けた東北の心は今や祭りの中だけに脈々と受け継がれているのかもしれません。
私のその心にも火がついてしまったようです

新曲を楽しみにしてください
森田